«免許証の書き換えのハガキが来た»

どうやら今年は、私の免許の書き換えの年みたい。
免許センターは、家からまあまあ近いのでラクだ


私は、車と中型バイク（400cc）の免許を持っている
実家の親が車を持たない主義なので（昔は乗っていたが）、私もあまり車のことをよく知らない。
車は、単に死ぬ確立を上げるためのものだと思っていた。

で、とりあえず、お手軽＆身分照明にもなる、バイクの免許だけを20代前半で取った。




そして、20代後半のとある日、友達に海外旅行に誘われた。
パスポートを持っていなかった私は、さっそく申請へ。

「何か身分証明証はありますか？」と聞かれ、
「あ～、じゃあ免許証で」と私。
そして受付のお姉さんは、免許証を確認した上でこう言った。
「住所違いますけど‥」
あ～そういや、ずいぶん前に引越したけど、住所の書き換えするの忘れてた


とりあえず保険証でその場をしのいで、住所の書き換えのため、警察へ。
警察って、なんかドキドキする。
たかが住所変更だけなのに。


担当の警察官に住所変更をお願いして、免許証を渡す。
しばらくして、彼は言った。
「‥これ、期限切れてますよ‥」
「えぇっそんなハズは‥　（免許証確認）　あっホントだ」


通知は免許証の住所に届く。
転送届けを出していたものの、転送期限の1年を過ぎてしまったので、新しい住所にはもう届くはずもない

「私、どうなるんですか‥」
「あ～ちょっと調べますから」
どこかに電話する警察官。

15分くらい、待たされて。
「免許証の更新を怠るとね、6ヶ月までなら、簡単なテストを受ければ、再発行してもらえるんですよ」
「そうですかあ～良かった」
「いや、アナタねぇ、7ヶ月過ぎてるんですよ。だから、失効ってことになります」
「はいそれってまさか、1から取り直し‥」
「ですね～」


‥久々に、ものすごい衝撃を受けました。
だって、中型バイク免許って、筆記試験も授業内容も車と全く同じだし、路上に出なくていいけれど、後の面倒くささもほぼ車と同じ。
一段階とか二段階とかミキワメとか卒検を、もう一度やれってこと？
ただでさえ仕事が忙しいのに、そこに授業の時間割を入れろってこと？

やだーっていうか、無理
「そこを何とかならないんですかっお願いします～」
と哀願する私に
「いや～、国の法律ですからね～」
と、警官バッサリ。ま、しょうがないよな‥。




悩んだ結果、また1から免許を取りにいくことにした。
しかもくやしいから、今度は車の免許も同時取得することに。
しばらく会社の上司＆同僚に、「そんなヤツ初めて聞いたわ」とネタにされた。
そして教習所の教官にも、「キミ、2回目なんだって～」とおちょくられた。


後から考えると、半年も無免許を知らずにバイク通勤してたんだよね‥
事故しなくてヨカッタ。駐禁の切符も切られなくてヨカッタ。
今思うと運がいいのかも。

とりあえず、あの時海外旅行に誘ってくれたMちゃんナイス

そしてこの思い出は、これからも免許書き換えのハガキが来るたびに、しつこく思い出すんだと思う。

«フードプロセッサー»

離乳食の為に買ったフードプロセッサーを試してみたくて、ハンバーグを作った
ホントは少し前に買っていたんだけど、なぜか使わずじまい。


今までは、機械に頼るのが苦手だった。
例えフードプロセッサーと言えど、根っからのアナログ人間なもので
ラクだと知りつつも、わざと面倒な道を選んでた。

昔、うちでたこ焼きパーティーをした時に、夜2時までかかってキャベツ1玉をすっごく細かいみじん切りにしたことがあったんだけど、あのときは死ぬかと思った。


離乳食は今のところ、ゴリゴリと少量をすり潰すだけなので間に合っている。
でも今後はきっとそうはいかない。
子供の面倒を見ながら、子供と大人の食事を作らなくてはならなくなる。
‥よし、ラクをしてやる

そういう言い訳を自分にしながら、フードプロセッサーを箱から出した。






とりあえず初心者なので、安くててシンプルなものを買った。
ずっと使うかわからないし。


で、試しに人参1本を入れてスイッチを押してみる。
（←かなり驚いた）
めっちゃ早いものの15秒でコッパ微塵に‥。こわ～。


次は玉ねぎ2玉を入れてスイッチを押す。
今まで、泣きながらみじん切りにしてた事とか思い出しながら。
こちらもあっという間に原型が消えた。
そして、ふたを開けてビックリ。
玉ねぎが液体になっている‥

どうやら、やりすぎたっぽい‥



とりあえずフードプロセッサーの威力は理解したので、次はハンバーグの成形。
いつも、お義母さんが大量にハンバーグを作って凍らせているのを見ていたので、私もマネっこ

でも最初の、「みじん切りにした人参と玉ねぎを炒める」ところで、気が付いた。
炒めるって言っても、玉ねぎ、液体なんですけど‥

一応フライパンに油をひいて材料を入れてみたものの、リキッド状というかペースト状のものがグツグツと煮立っていて、炒めるというよりかき混ぜるという方が正しい感じ
コレ、成形した時に固まってくれんのかな～





結局、大丈夫だった

ねばりが水分量に負けて、ひっくり返すたびに割れたり崩れかけたけど。
上にチーズでも乗せてごまかそう。うん、そうしよう。



このフードプロセッサーは、かなり粉々になるのが分かったので、手加減して使います
氷とコーヒーで、スタバのフラぺチーノみたいなの出来ないか思案中

«ティーサーバーを割る»

昨日キッチンで洗い物をしていたら、突然がちゃんという、ガラスの割れる音。
イヤな予感‥。

下を見ると、毎日使っている、ガラス製のティーサーバーが落ちて割れていた
あ～ついに割れちゃったか～。コレないと紅茶飲めないよ～

フローリングの床に散らばる大量の破片、その少し向こうには、最近ズリバイの出来るようになった息子‥
マズイ。


急いで掃除機を出し、床全体にかける。
かちゃんかちゃんと小気味良い音をたてて、どんどん破片が吸い込まれていく。
よく見ると、すごく遠くまで飛んでるんですけど


それからキッチン周りのマットにも掃除機をかけ、更にそのマットを洗濯機で洗おうとしたら、すでに旦那や子供の服が入っていたので先にそっちを洗い、次にマットを洗い、ベランダに干した。
そして子供のテリトリーであるタオルケットも洗濯し、軽く床を拭き、カーペットにはコロコロをかけ、その勢いで味噌汁を作り、ご飯を炊いた。（これは晩御飯の準備ですが）


とりあえず一通りバタバタしたので一息入れるため、紅茶のお湯を沸かした。
‥あ、ティーサーバー、さっき割ったんだった‥

何か代わりはないかと探すと、陶器の急須が出てきた。
しばらくは、これでいいや‥。
子供が割る可能性があるので、いいお皿やガラスのコップは隠しておこう、と思った。




それにしても、昨日から部屋の中を怯えながら歩いている。
破片がまだ落ちていたらどうしようかと。
足の裏がチクッとしたので慌てて見てみたら、お米の粒だったり
まるで、見えない敵と戦っている気分。
いっそのこと、外国みたいに靴のまま歩きたいよ～。



そういえば昔、家で水銀の体温計を割ったら、うちの母が狂ったように騒いだことがあったっけ。

まるで宇宙空間で水滴を飛ばしたみたいに、水銀が小さな銀の玉に分裂して、コロコロと畳の上に落ちた。
小学生だった私は、キレイだな～と思って冷静にそれを眺めていた。
そして母に「全員動かないで」みたいな事を叫ばれたような気がする
小さい弟が2人もいたから、今ならわからなくもない。

その後母は、新聞の広告を駆使して、すごい速さでその水銀の粒を退治した。
まるで昨日の私みたいだった。
扇風機の風に当たりながら、弟達が不思議な顔でそれを見ていた。



昨日の午後は、そんな古き良き時代を思い出しながら紅茶を飲んだのでした。