«公園へ行く»

今週はずっと天気が良かったので、なるべく子供を外に出そうと、近所をぶらぶらしていた。

と言うか、公園とスーパーと本屋以外、歩いて行ける場所がない

電車に乗れば河原町も近いけれど、あそこには、美味しいものやキレイなものが無数にあるので、かなり危険だ。
ついついお金を使ってしまうに決まってる。

だから今日も缶コーヒーを凍らせて、公園へ。
着いてしばらくすると、丁度いい感じに溶けている


たまにパピコの時もあり。



公園には、気持ち悪い虫がいっぱい。
なんか黒地に白い水玉の、カミキリ虫みたいなのとか。

昔は、カマキリもセミも触れたのに。
今はアリですら、気持ち悪い


しばらくすると、近所の保育園の子供達が15人くらい先生に連れられてやってきた。
どうやらここで遊ぶみたいだ。
ワーとかキャーとか歓声をあげながら走り回る子供達。
見たところ、2、3歳くらいかな

すると1人の女の子が、ベビーカーに乗ったうちの息子に寄ってきた。
それをきっかけに、5人の女の子が集まってきた。
「かわい～」
「あっ笑った～」
「いくつ～？」
「名前は～？」
お姉さん達に囲まれて、まんざらでもなさそうな息子

やっぱり、男の子は寄ってこない。
女の子は、こんな小さなうちから母性本能が備わっているんだなぁ。

30分くらいすると、先生が「帰りますよ～」と呼びかける。
しかし1人の女の子が、うちの息子から離れようとしない。
すると先生が大声で叫んだ。
「ティアラちゃん帰りますよ」
ティ、ティアラちゃん‥。
どうみても日本人なんだけど、どんな漢字書くの‥





子供達が帰ってシーンとなった公園。
遠くから、ちり紙交換の軽トラが近づいてくる。
「古新聞～、古雑誌～、ダンボールはございませんか～」ってヤツ。

公園の前を通り過ぎた時、遠くからおじいさんが「待って～」と叫びながら走ってきた。
手には何かを持っている。
どうやら、雑誌か何かを持っていってもらいたいけど、車が早くて追いつけないらしい。
トラックは角を曲がったものの、どうやら待っているっぽい。

おじいさんが私の目の前を通過した。
手に、SONYのビデオデッキを持って。
え。それ、違うんじゃない‥
さっき、古新聞、古雑誌、ダンボールって言ってたじゃん

おじいさんが軽トラの待つ角を曲がった。
なんか言われてる‥
再び走り出す、ちり紙交換の軽トラ。
ビデオデッキを抱えて、トボトボ引き返すおじいさん。
何か背中がすごく寂しそう。


そんな寸劇？を見ていると、時間はもう12時。
お昼を食べさせなくてはいけないので、帰ることにした。
公園の中は木が茂っていて涼しいけれど、１歩公園を出るとじりじり暑い。
今年は日焼けしそう




玄関を開けると、ネコが靴の上でバタッと倒れていた。
こいつも暑いんだろうな～
今日あたり、洗ってやろうかな