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つららの戯れ言。

人生メリハリ
2025
03,15

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2009
01,19


10年くらい前、京都に「モーツアルト」という喫茶店があった。
常にモーツアルトの音楽がかかっており、壁にはクリムトの絵が掛けられ、素敵な店内でウィーンのケーキが食べられる、そんなお店。

チョコレートケーキが苦手な私は(チョコレート自体は大好きなのに)、そこで知り合いにザッハトルテを勧められた。というか、勝手に注文された。
「めっちゃおいしいから食べてみ!!」
半ば強引に勧められて一口食べる‥。
そしてザッハトルテのあまりのおいしさに驚いた。

どっしりとしたスポンジケーキに分厚くコーティングされたチョコレートの下には、甘酸っぱいアプリコットジャム。
それらを横に添えられた生クリームと一緒に食べると、何とも言えない一体感が生まれる。
コレ、めっちゃうまい!!

それ以来私はザッハトルテを気にするようになった。
でも京都にザッハトルテを売るお店は少ない。

それからカフェブームが到来し、そのお店も知らない間に閉店してアーバンなカフェに変わってしまった。

あ、ちなみに京都駅にも「モーツアルト」という喫茶がありますが、どうやら別物のようです。
そこのザッハトルテは洋酒をめちゃくちゃ効かせた味で、形も少し違ってました。




そして色々調べたあげく最近、「コンディトライ マウジー」というウィーン洋菓子やさんを発見した。
さっそく買いに行ってみた。

女性店主が切り盛りする小さなケーキやさん、場所は旦那の実家のすぐ近くでした。盲点。
そしてショーケースに並んでいるケーキの名前がドイツ語で書いてあったりと斬新。

色々とお話させていただくと‥。
このお店を始めたのは5年前。
それまでは本場、オーストリアで修行をしていた。
ザッハトルテには、上にかけられたチョコレートの温度だとか、それに混ぜる砂糖の量や種類など、沢山の約束事がある。
世界的に有名な、ザッハーやデメルのものは、砂糖が貴重品だった100年前のレシピをそのまま使用しているので、めちゃくちゃ甘い。オーストリア人はあまり食べないかも。
京都にはウィーン専門の洋菓子やさんが全くないので、ザッハトルテを見かけないのも頷ける。
and so on‥


そしてうちの母がウィーンに憧れていて、いつか行きたがっていることを伝えると、ウィーンの冊子をいくつかくれました。



家に帰ってさっそく食べてみて、うんうんと納得。
ああ、この味だ。
そして他にも2点ほど違うケーキを買ったんだけれど、こちらもおいしかった。
旦那曰く、今まで食べたことのない食感。
部分的に味や食感が違ったり、なんか凝っているのにまとまりがある。
私はお菓子のプロではないのでエラそうなことは言えないけれど、久々にまた買いに行こうと思った。

ショーケースの中のケーキ、全部食べてみたいなあ。





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2009
01,17

暑かったあの日からもう半年。
早いような短いような。

子供の成長の度合いも離乳食も、今のところ順調で、これといって悩みナシ。
これって幸せなことだ。

昨日、体重を測ろうとしたんだけど、あまりの寒さに断念してしまった。
いつもお風呂上りにそのまま測るんだけど、ぼちぼち母親の免疫が切れる頃だし、子供が風邪ひいてはイケナイと思って。

抱いた感じでは、うちのネコ(オス・かなり太い)と同じくらいなんだけど。
ってことは推定体重8キロくらい?



離乳食を作るのは、まだ慣れない。

お米やほうれん草など、色んな食材をぐつぐつ茹でる。
それをすり鉢でなめらかにすり潰して、お湯を加える。
その間、息子はそれを期待の目で見ている。
口に運ぶと鳥のように飲み込む。

おいしいのかなあ。
このお米とほうれん草だけの、味付けなしのドロドロしたものが。
オトナだったら、試食する気もなくすような、緑色の液体が。


子供は、何も恐がらない。
机の角に突進しようとしたり、熱いヤカンを触ろうとする。
すごいチャレンジ精神。

みんなそうやって失敗や痛い思いをして、経験値を上げていく。

そう思うと、この危険だらけの世界で、よく私達は無事にここまでこれたなあと思ってしまう。
私は親になってやっと、親というものを理解しようとしてるのかもしれない。

って言うかウチのコまだハイハイもしてないし、これからが大変なんだろうけど‥。

怪我したりさせられたり、
病気したり反抗したり、
受験やバイトや恋愛や結婚。
この苦悩や心配は、私が一生を終えるまで続くんだろうなー‥。
2009
01,15

昨日は元・同僚さん達と3人+息子で、嵐山散策に行った。


私は5歳まで、嵐山から歩いて5分のトコロに住んでいた。
それから本州の端へ引越して、大学でまた京都に戻ってきた。
目指した短大は嵐山から徒歩5分、下宿先も徒歩5分。

だから正直、嵐山に詳しいつもりだった。
だったんだけど‥。

歩いてビックリ、様子が全然ちがう。こんなに面白いところだったっけ?
お土産もの屋さんもカフェも、驚くほど増えていて、1日楽しく時間つぶせるかもー!


そもそも今回は、もし嵐山で遊ぶならドコ行くよ?がテーマだったんだけれども。
だから前もってネットで下調べしたんだけれど、そんなの全然必要なかった。
実際歩いていると色んなものが次々と目に飛び込んでくるので、何かを目指して歩く方がかえって難しい。


嵯峨嵐山駅で待ち合わせ後、とりあえずランチ。
前から気になっていたレストランに入る。
所詮、観光地のレストランだし‥と思っていたら、意外にちゃんとしててビックリ。
京野菜のパスタを食べるがとなりのテーブルのケーキも美味しそう。

オトナ3人(うち1人男性)、話に花が咲きすぎて1軒目からけっこう長居。
店員さん、素敵な笑顔で何度もお水注ぎに来るけど、そろそろ出てねとか思ってないですか~(汗)。



レストランを出てからはしばらく歩き回る。

嵯峨野の有名な竹林歩道、すっごいキレイ。
ひんやりした空気とのコラボは思わず背筋がピンと伸びる。




少し歩くと野々宮神社、ここは恋愛の神様がいる。
同僚の独身2人組はやっぱり気になるようで。
みんなでおみくじ引いたら私は中吉。ふ、普通だ‥。
今年はお年頃の2人に、それぞれいい人が現れますように。


嵯峨野、神社しかないと思っていたら、たくさんお店があるんだなあ。
1月の平日ということで、観光客がいない=お店も閉まり気味だったんだけど、なんか癒される。
そして京都に住んでいながら、観光客気分を味わえるフシギな場所。



清涼寺というお寺の中に、あぶりもち屋さんを発見。
京都であぶりもちと言えば今宮神社が有名だけど、嵐山にもあったんだなあとWさん。
大阪出身のMサンは、食べたことがないそうで、せっかくなので休憩。
この白味噌のタレがウマイんだ~とかヤイヤイ言いながら食べる。至福の時。



それから何となく駅に向かって歩き出す。
すると「オルゴール博物館」と書かれた洋館を発見。
名前は聞いた事あるので、たぶん有名な観光スポットなのかな?
「入ってみよう!」と恐る恐る中へ。結果、大当たり。

内装も神戸の異人館を連想させるような造りになってる。
ヨーロッパのアンティークを思わせる調度品の中で、これまたアンティークオルゴールや自動演奏ピアノの音を聴きながらティータイムが過ごせるという、女の子やったら絶対喜ぶやろそれ!みたいな世界。
スウィーツの盛り合わせ、おいしかった。
紅茶もちゃんとポットで出てきたし。
店員さんの雰囲気も、みんなメイドと執事っぽくてイイ。



楽しい時間は過ぎるのも早い。
いつもなら3時間が限界の息子も今日はなぜかおとなしい。
11時に待ち合わせをして、もう日が暮れようとしている。
今回は久々に、よく喋りよく歩き、色々食べた。

そして今回、私の中での嵐山のランクが上がった。
もっとゴテゴテしてて、安っぽいイメージだった。
でも、意外にちゃんとしてる。
紅葉や桜や竹林やお寺など、美しい自然が売りの嵐山には、本当なら造り込まれた物は必要ないはず。
だから私は、嵐山の隣りの保津峡とかが好きだった。
でも嵐山、意外にイイよ?

そんな京都を再発見させてくれた同僚2人に感謝!
そして乳児連れという、ホントなら結構気を遣うシチュエーションを暖かく見守ってくれた事にも感謝です。
ホントに楽しかったので、また○○で遊ぶならドコ行くよ?ツアーがあったら呼んでください♪









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turara
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主婦
趣味:
カフェ巡り、英話を学ぶ、猫の餌付け
自己紹介:
30代。
旦那さんと1歳の息子と2匹のネコと京都在住。
日々のアレコレ、まったり更新中。
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