2009 |
01,19 |
10年くらい前、京都に「モーツアルト」という喫茶店があった。
常にモーツアルトの音楽がかかっており、壁にはクリムトの絵が掛けられ、素敵な店内でウィーンのケーキが食べられる、そんなお店。
チョコレートケーキが苦手な私は(チョコレート自体は大好きなのに)、そこで知り合いにザッハトルテを勧められた。というか、勝手に注文された。
「めっちゃおいしいから食べてみ!!」
半ば強引に勧められて一口食べる‥。
そしてザッハトルテのあまりのおいしさに驚いた。
どっしりとしたスポンジケーキに分厚くコーティングされたチョコレートの下には、甘酸っぱいアプリコットジャム。
それらを横に添えられた生クリームと一緒に食べると、何とも言えない一体感が生まれる。
コレ、めっちゃうまい!!
それ以来私はザッハトルテを気にするようになった。
でも京都にザッハトルテを売るお店は少ない。
それからカフェブームが到来し、そのお店も知らない間に閉店してアーバンなカフェに変わってしまった。
あ、ちなみに京都駅にも「モーツアルト」という喫茶がありますが、どうやら別物のようです。
そこのザッハトルテは洋酒をめちゃくちゃ効かせた味で、形も少し違ってました。
そして色々調べたあげく最近、「コンディトライ マウジー」というウィーン洋菓子やさんを発見した。
さっそく買いに行ってみた。
女性店主が切り盛りする小さなケーキやさん、場所は旦那の実家のすぐ近くでした。盲点。
そしてショーケースに並んでいるケーキの名前がドイツ語で書いてあったりと斬新。
色々とお話させていただくと‥。
このお店を始めたのは5年前。
それまでは本場、オーストリアで修行をしていた。
ザッハトルテには、上にかけられたチョコレートの温度だとか、それに混ぜる砂糖の量や種類など、沢山の約束事がある。
世界的に有名な、ザッハーやデメルのものは、砂糖が貴重品だった100年前のレシピをそのまま使用しているので、めちゃくちゃ甘い。オーストリア人はあまり食べないかも。
京都にはウィーン専門の洋菓子やさんが全くないので、ザッハトルテを見かけないのも頷ける。
and so on‥
そしてうちの母がウィーンに憧れていて、いつか行きたがっていることを伝えると、ウィーンの冊子をいくつかくれました。
家に帰ってさっそく食べてみて、うんうんと納得。
ああ、この味だ。
そして他にも2点ほど違うケーキを買ったんだけれど、こちらもおいしかった。
旦那曰く、今まで食べたことのない食感。
部分的に味や食感が違ったり、なんか凝っているのにまとまりがある。
私はお菓子のプロではないのでエラそうなことは言えないけれど、久々にまた買いに行こうと思った。
ショーケースの中のケーキ、全部食べてみたいなあ。
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30代。
旦那さんと1歳の息子と2匹のネコと京都在住。
日々のアレコレ、まったり更新中。
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